
洗車のコツ
車好きにとっては、愛車をキレイにする洗車という作業が楽しいという方も多いのではないでしょうか?
また、愛車がきれいになるというだけではなく、愛車に愛情を注いでいる作業自体が目的のように洗車をされる方もおられると思います。
車への愛し方・接し方は「人それぞれ」ですね。ですから、必ず自分で洗車しなければならないということはありません。洗車は、「車をキレイにする」ということだけではなく、ご自分で洗車することで、「愛車の状態」を把握するということにも実は役立ちます。
キズを気にされる方は、基本的に機械洗車はNGです。ブラシが塗装を酷く擦ってしまうため、小キズが大量に付いてしまうためです。
また機械洗車は砂が完全に除去されない状態で洗浄してしまうため、除去しきれない砂を引きずってしまい、これまた小キズを多量につけてしまいます。
仮に布ブラシの機械洗車でも除去しきれない砂の引きずりは避けられません。なるべく自分で行なうか、スタンドでも丁寧に洗車してもらえるところに洗車してもらうのがよろしいと思います。2006.10.2加筆。
このページでは、お客様が簡単に出来る洗車の方法についてご説明いたします。
<洗車する日の天気>
風の強い日や太陽がギラギラ照りつけている日中は洗車を避けるべきです。特に風が吹いている日は、砂やホコリが洗車の最中にも次々とボディに降りかかってきます。これに気づかずにスポンジやウエスででゴシゴシボディをこすってしまうと、ボディが簡単にキズだらけになってしまいます。
洗車に向いているのは、雨が降りそうにもない曇りの日や、晴れでも朝方や夕方が良いでしょう。

<洗車用具>
まず、何はなくとも「水」は必要です。水は大量に使用できるに越したことはありません。ですから、自宅が水が使用できる場合なら、洗車場よりはご自宅で行った方が賢明です。その場合は水をケチらずに使いましょう。
その場合、「手元で、シャワーや霧など噴出形状が変えられるホース」があると非常に便利です。ホームセンターで安く売っているものでよいでしょう。

さて、なぜ水が重要か?
水ってすごいんです。まず、その洗浄力は他の液体を寄せ付けません。水分子は、適度に極性が高く、いかなる物質も取り込む能力が高いんです。つまり、洗浄力が高いということですね。油汚れだって少しずつ洗浄してしまうのです。ですからワックスは、雨によってすぐに効果が薄れてしまうんですね。ワックスだって油ですから。水はケチらずどんどん使って、汚れを流していきましょう。
他に「カーシャンプー」、「スポンジ2個(ホイール専用、ボディ専用)」、「吸水力のある柔らかいマイクロファイバータオルもしくは人工セーム皮」(最近性能の良いマイクロファイバーが市販されるようになりました。柔らかく、吸水性の良いものをお試し下さい。一度バケツで濡らし、絞ったもので拭いていきます。また、タオルがヤレてきたらケチらず新品に交換しましょう。2006.10.2加筆)を用意してください。
カーシャンプーは、アスファルト等からボディに付着するタール、ピッチをなどの油汚れを洗浄する役割と、ボディに付着している砂や泥を泡に取り込んで、浮かせることで、洗車キズを付きにくくする役割があります。ですから、なるべく泡立ちのよいカーシャンプーを使用しましょう。ワックスなどが入っていない薄めるタイプの安いもので充分です。
いつまでもボディに残ってしまうとカーシャンプー自体がボディに固着してしまいます(だからギラギラに照りつける太陽はヤバイのです)ので、流水での泡切れがよいシャンプーが最良です。
←シャンプーは泡立ちのよいものを使用しましょう。キャップ何倍かを水で薄める安いタイプのもので充分です。
<洗車方法>
@タイヤ・ホイール洗浄
まずホイールから洗います。車は大抵ホイールが一番汚れています。仮にホイールを最後に洗うと、ホイールに付いた泥や砂がボディに飛び散ってボディが汚れてしまいますね。最も汚れているホイールを先に洗ってしまいましょう。
カーシャンプーとホイール用スポンジ(と自分で決めたほうのスポンジ)でゴシゴシ洗っていきましょう。手(スポンジ)が届く範囲でホイールの内側も洗いましょう。


たまにはホイールカバーを外して洗うのもよいですね。
A下回り洗浄
毛の柔らかめのホイールハウス用のブラシを使用し、ハウス内を洗います。

ホイール用に使用したスポンジとシャンプー液でそのまま前後バンパー底面、サイドステップ底面も洗ってしまいましょう。砂と泥をシャワーをかけながらスポンジで落としてしまいます。

Bボディ洗浄
タイヤまわり、下回りが終わって初めてボディの洗浄にとりかかります。
まず、ボディ全体に強く水をかけ、ボディに載っている砂やほこりを流してしまいます。

次にシャンプーをボディ用スポンジにたっぷり含ませて、
ボディルーフ面→水で流す
ボンネット・トランク上面→水で流す
サイド面→水で流す
と、作業します。

ドアハンドルなどは汚れが溜まりやすいです。
ボディ洗浄の基本は、「上から下に」が基本です。ボディの汚れが上から下に流れるからです。
注意することは、シャンプー液をスポンジで洗ったあと、水で流す前に乾燥させないことです。シャンプー液がボディに載ったまま日光で乾燥してしまうと、塗装をいためる原因となってしまいます(ウォータースポットと言います)。せっかく愛車をキレイにしているのに、塗装を傷めたのでは面白くありません。シャンプーはボディに残さないで、すぐに流してしまいましょう。

(シャンプーがすぐに乾いてしまう真夏のギラギラ太陽が照りつける真っ昼間は、「あー洗車日和だ!」などと考えずに、クーラーの効いた部屋でゆっくり休みましょうね。)
ボディを洗い終わったら、吸水力のある柔らかいマイクロファイバータオルを水でぬらし、固く絞って、拭いていきます。
マイクロファイバークロスor人工セームは使用前にバケツでジャブジャブ洗ってから使用します。砂が乗っていると、ボディに傷をつけてしまいますから。
←マイクロファイバークロスは、縁の硬い部分を押えて拭くとキズが付きやすいので、4つ折にして柔らかい部分を押えて拭きます。
人工セーム皮の場合は2枚くらい使うと、みるみるボディ上の水を吸い取ってくれます。吸い取っては絞り、また吸い取っては絞りを繰り返し、終わったら洗車は完了です。

当店でコーティングを施工していただいたお客様はワックスは不要です。当店にてコーティングを施工されたお客様のお車に「何か自分でメンテナンスをしたい」とお考えのお客様は当店にご相談くださいませ。
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