ガラスコーティング、ポリマー加工のポリテック

鉄粉の錆びについて

 以前「塗装に変なシミがたくさんついている」とのご相談を受け、お車を拝見させていただいた時のことです。
 塗装自体は大変高品質でキズも少なく、劣化もほとんどない状態でした。しかし良く見ると茶色い斑点がパネルじゅうに付着していました。最初は虫が勢いよく車に衝突したシミか、路上のピッチ、タールを拾ってしまったように思われたのですが、良く観察してみると、それはボディに付着した鉄粉が錆びて錆がボディにジワッと広がり付着したものと分かりました。原因は、症状を良く観察して判明しました。融雪剤の水跡と思われる、白い水跡が付いているところだけ茶色いシミができていたからです。
 つまり以下の順でシミが発生したものと推察されます。

ボディに鉄粉が付着

融雪剤が多量に撒かれ、適度に濡れていた道路を走行し、融雪剤をたっぷり含んだ水滴がボディにかかってしまった

融雪剤が高濃度で溶解した水は夜間も凍結することなくボディ上で鉄粉を強力に酸化し続ける

高濃度融雪剤水は大変凍結しにくいため、乾燥しない限りボディに載ったままであり、錆が溶け出し周囲にジワッ(2〜3mm)と広がる

滴が載った部分のみ鉄粉が錆び、ジワッと周囲に広がったままシミになって乾燥し、残ってしまう

と考えられます。
雨、雪が少なく、かつ融雪剤が例年通り撒かれる冬は、路上に洗い流されない融雪剤が多量に残っています。それを水しぶきとしてボディに付着させてしまい、乾燥させることなく放置するとこのような状況になるものと思われます。仙台圏では北部や県西部にお住まいの方(融雪剤が日常的に多量に撒かれている地域にお住まいの方)は要注意です。
予防策としては、当店にて鉄粉を完全に除去し、ガラスコーティング皮膜でをボディを保護していただくのが最適です。

冬は洗車の回数が激減しがちです。そのための鉄粉取り+軽い下地処理+ガラスボディコーティングをご希望の方は当店にご相談下さい

日常の予防策、注意点といたしましては、路上の汚い水しぶきを浴び、それが雨や雪で流されなかった場合、気付いた時点でホースで水をかけ、水滴をサッと流してしまうだけでかなり違うはずです。走行後に水をかけ、可能であれば洗車をこまめに行なっていればこのような現象は極力避けることができます。



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