カーメンテナンスにおいてカーポリッシュとカーワックスという言葉を良く聞きますが、これらは一体どのような違いがあるのでしょうか。ここではそれぞれの特徴やメリットなどを徹底解説していきますので、メンテナンスの参考にして下さい。
まずカーポリッシュですが、これは車体の表面を洗う事を指しており、ポリッシャーという専用の機械を使用して行います。車体を洗浄する方法は手洗いなどもありますが、時間や手間が非常にかかってしまうのがデメリットです。しかしポリッシャーはモーター式で主に円形のパッドやブラシを回転させて洗浄を行えますので、時間がかかる洗車が効率良く完了するのがメリットです。
ポリッシャーの回転するパッド部分は、スポンジなどを装着しますがこのスポンジも様々な素材があるのが特徴です。素材によってきめ細かい洗浄ができるタイプもありますし、用途に合わせて使い分ける事ができます。このカーポリッシュというメンテナンスは、主にワックスがけを行う前にする事を前提としているケースも多く、手洗いよりもムラがなく塗れるのがメリットです。さらにポリッシャーに加えてコンパウンドやコーティングにも最適ですので、これらの作業をする前の洗浄メンテナンスという考えが良いでしょう。
そしてカーワックスの特徴ですが、塗る事によって車体にツヤや輝きを与える事ができるのがメリットです。塗装面に塗布しますので、先述のカーポリッシュが大事な作業となり、事前に行なっておく事でさらに美しさがアップします。近年はカーコーティングという施工も人気ですが、コーティングよりも比較的リーズナブルにできるのがメリットです。また自分で施工する事もできますので、専門店に依頼して工賃などをかけることもなく行えます。
丁寧に洗車をしていても、空気中のチリや排気ガスなどによって車体はどうしても汚れてくるのが避けられません。また水道水の中に含まれているカルシウムやミネラルで、徐々に汚れが目立っていき、ツヤなども落ちていきます。それらを防ぐためにカーワックスをかけるのが最適で、車体を汚れから守ってくれますし、汚れが付いても落としやすくなるのがメリットです。
このようにカーメンテナンスにおいて大事なポイントとなる洗車にまつわる施工がこの2つであり、それぞれに特徴や違いがある事が分かります。カーポリッシュは洗浄、カーワックスはツヤ出しというような理解でも問題ないでしょう。