本革のメンテナンス
本革シート、ステアリングなど本革を素材とした内装は人気です。
ファブリックなどの布地素材と比べ、ホコリ、ダストが出ず、ビニールより丈夫で高級質感も高いからでしょう。
しかしながら、全くメンテナンスが必要ないか?と聞かれるとそうでもありません。
特に長年所有してノーメンテナンスであったり、中古車として購入した場合にはきれいに掃除いたしましょう。
ステアリングなんて、毎日毎日ドライバーに必ず握られる部分ですよね。
どんなに手洗いを励行している人であっても、絶対に汚れる部分です。
本革であれば、ある程度距離をお乗りになられている車ではテカッているはず。
このテカリは、油脂、汗、手垢などが革をコートしてしまった結果光っているのです。そう考えると嫌なテカリですよね〜。
定期的に拭きとって、きれいにしましょう。
方法は簡単ですが、結構大変。
やわらかいタオルに水を含ませ、かたく絞ります。
そのタオルで拭いていきます。タオルはみるみる汚れていくはず。
ドアポケットにはほこりがたんまり。柔らかいハケと掃除機で一掃します。
オーディオのようなパネル、空調のつまみは、ものすごく柔らかいプロ用のハケでほこりを取っていきます。
アルファに特徴的な砲弾型のスピードメーターの上のせまーい空間にはほこりがごっそり溜まっています。これは運転するたびに掃除しようと思うんですよね。なかなかタオルも入りにくい場所であるし、こういう機会にココも一掃します。
掃除機をかけたら、次は窓拭きです。
アルコールで汚れを浮かし、汚れを残さぬようさっと拭いていきます。
室内のミラー類も結構汚れが付いています。
たまにはこんなところも拭いてあげるといいですね。
車内清掃が終わったら、残るは最終仕上げです。
これが結構外観のリニューアルに影響するんですよ。
→→→
樹脂製の黒いサイドミラーは白っぽく劣化していたので、ここはコーティングします。すると新品のようにくろーくなります。ハイ。
スパイダーのサイドステップは安全性向上のため、かなりブットイです。スンゲー乗り降りしづらいのですが、ここにコーティングを施したら、そりゃあカッコよくなりました。「黒いところは黒く」が基本です(右半分がコーティング済み)。
外側ももちろんコーティングしていきます(右半分コーティング済み)。
当然フロントとリアバンパーの下部もコーティングします。何ていうか、、、実に楽しい作業です。もちろんコーティングですから、市販のケミカル(艶出し剤)より断然長持ちします。
アルファロメオに特徴的なこの「お髭」にもコーティングしました。
おっと忘れてはいけません。ワイパー下のボンネットとフロントガラスの間のプラスチックは劣化しやすい部分です。ここにももちろんコーティングを施行していきます。プラスチック保護効果がありますので、劣化が抑えられること間違い無しです。コーティングも何もしないでいると、しろーく劣化してどうにもならなくなります。
リアスクリーンには、専用のケミカル(市販品です。知っている人は知っている一品です)で汚れ取り、透明度を増します。かなり変わりますよ。
残るはタイヤワックスを丁寧にかけて終了です。
終了!黒いところは黒く。塗装はテロテロのツヤツヤ。
い〜い感じで色気がありますね。
キズなく、映り込みもバッチリ。
’97年型とは思えまへん。昨日新車で購入したかのような輝きです。