ワイパーゴムの交換(お役たちコラム)
ドライブ中に前方視界が悪いと大変危険ですよね。特に雨の日はワイパーの拭き具合が大変気になります。フロントウインドウ撥水コーティングを施工しているお車であれば水玉がコロコロと弾かれるのであまり気にはなりませんが、何の処理もしていないとフロントウインドウはどんどんカーWAXや路上の油分がまだらに蓄積されていき、雨中の視界が乱れてきて、ドライブが大変ストレスになってしまいます。
可能であれば、フロントガラスの下地処理(研磨・油膜除去作業)をきちんと行なった後ウインドウコーティングをおすすめいたします。
当店でもフロントウインドウ撥水コーティングをオプションメニューとしてご用意いたしておりますのでご検討くださいませ。市販されているものでも、プロ用よりは耐久性や撥水性が格段に落ちますが、DIYも可能です(油膜取りが難しいのでそれなりに苦労されると思います)。
さて、雨中の運転で常に気になるのはワイパーの拭き具合。
どんなに性能がよいワイパーでもそれがゴムである以上、どんどん性能が落ちてしまいます。これは簡単に自分で定期的に交換が可能なパーツです。ホームセンター、カー用品店で多くの車種用が設定され、並んでいますので、適合表で確認し、購入できます。
冬ですと硬化、凍結しにくいスノーワイパーもあります。もしお車の保管場所が日陰で、ウインドウに霜が降り、朝には凍結していることが時々ある場合にはスノーワイパーを選ばれてもよいかもしれません。
凍結に気付かず、朝一でワイパーを作動させてしまい、ゴムがザザーッと氷を引きずってしまうとショックを受けてしまいますから(一発でダメになってしまうこともあります。仙台の真冬の寒い朝は要注意です)。
しかしながら通常使用する分には、最も安い600円〜1000円/本 程度の替えゴムでも、純正新品の性能があるので、それで充分です。半年毎に交換していれば充分な性能が維持できるはずです。一度キチッと専門店にてウインドウ撥水コーティングを施工されている場合でしたら、その効果を長持ちさせるためにコーティング効果のある替えゴムを使用されてもよいかもしれません。ただし、何も処理されていないお車ですと、かえってまだらにコーティングされる場合もございますので要注意です。
←スタンダードタイプ
交換は簡単ですが、注意すべき点があります。一番の注意点はワイパーブレードを立て、アームからブレードをワイパーを外したとき。この時に何かの拍子でワイパーがバチンッと倒れてフロントウインドウに勢いよくぶつかると、ウインドウにキズ、ヒビを入れてしまう場合があります。あらかじめ布、クッションなどをフロントガラスに敷いて、事故を防止すると安心です。何事も養生が肝心ですね。トレーナーなどの厚い衣服でもよいかもしれません。ワイパーゴムが付いていてもいなくてもブレードを立てるときは、この点に注意しましょう。(購入した量販店でも無料で交換してくれますが、養生してくれない場合がほとんどです)
もう一点は替えゴムを差し込む向きを間違えないこと。通常、下端からから上端に差し込んでいきます。そうしないと万が一ゴムが外れてしまったとき、遠心力で走行中にゴムが吹っ飛んでしまいます。
以下に交換方法を解説しますが、ごくごく簡単なDIYです。
ワイパーブレード交換方法
1、ワイパーの下に布を敷き(重要)、ワイパーアームをゆっくり立てる
2、ワイパーアームからブレードを外す。(外さなくても交換可能ですが、ブレードをフロントガラスに打ち付けてしまう可能性がありますし、ゴムの交換もかえって面倒です)
U字型の場合は、はめ込み樹脂を押えて
下にスライドする
簡単に外れます
外した後のワイパーアーム。これがバチッとガラスに打ち付けられるのが一番危険。
3、ブレードから古いゴムを外す。(下端をつまみ、引っ張って下方にスライドさせるとするする抜けていきます)
ゴムの下端をつまみ
スルスルと抜いていきます
4、新しい替えゴムを下端から差し込んで装着します
ゴムの溝にうまく通していきます
→
最後にゴムのストッパーの溝にしっかりはめ込みます
5、ブレードをアームに装着します
U字フックではブレードにU字部分をくぐらせ、
ストッパーにはめ込んでいきます
パチンとはまればOKです
6、ゆっくりワイパーアームを戻して終了です
手で支えながらゆっくり寝かします
交換は以上で終了です。ちょっと注意すれば簡単で、慣れれば5分とかかりません。定期的に交換すると気持ちがいい部分ですからご自分で試して見ては如何でしょうか?
特に凍結時にザザーッとやってしまった後にはおすすめです。
ポイントは2点、布などを敷いて養生することと、替えゴムは下から差し込むこと です。
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