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車のABSの警告灯が付いたら?!原因と仕組みを解説!

クルマに標準装備されている安全装置の一つにABSと呼ばれるものがあります。これは急ブレーキを踏んだ時やタイヤは滑ったとき、ブレーキロックが起こり、ハンドルがきかなくなって制御不能にならないようにするもので、これにより衝突のリスクを軽減させることができます。1980年代頃から普及しはじめ、現在は多くのクルマで標準装備されています。

ABSが作動すると、「ガガガ」と大きな音がするのですぐにわかります。滑りやすい路面の上を走行していると頻繁に作動するので、タイヤが滑っていることに気が付かされます。雪の降らない地域では、それほど必要を感じないかもしれませんが、雪道やアイスバーンなど滑りやすい路面を走行する機会が多い方は、装備されていて本当に良かったと思うことも少なくないようです。

ABSに何か不具合が生じた場合は、警告灯が点灯するのですぐにわかります。ABS警告灯とは、ABSが作動していることを示すものだと勘違いしている方もあるようですが、他の警告灯と同様に、ABSランプが点灯した場合は、何かトラブルが生じている可能性が高いです。一旦エンジンを止めて再始動しても点灯している場合は、原因を探る必要があります。

ABSランプが点灯する場合は、いくつかの原因が考えられます。部品に不具合が生じている場合はもちろんですが、その他にもブレーキランプの弾切れや、テールランプの電圧が低くなった、バッテリーの電圧が低下しているなどが原因のこともあります。部品に不具合が発生している場合に考えられるのは、センサーやアクチュエーター、ハーネスやコネクタの接触不良などです。

また、ABSランプが点滅する場合は、接触不良やバッテリーの電圧が低下、あるいは部品のトラブルが起こりそうな状態にあることを知らせています。まずは、解説書などを参考にしながらチェックしてみましょう。よく分からないときは、整備工場に持っていてみてもらうのが安心です。ABSが故障してもすぐにクルマが使えなくなるわけではありませんが、車検には通らなくなりますし、安全のためにもなるべく早く原因を究明し、問題があれば修理することをおすすめします。

また、一旦点灯したABSランプの消し方は、問題個所を修理あるいは調整するしかありません。ランプがつきっぱなしというのは、運転していても気持ちの良いものではありませんので、やはりできるだけ早く修理してもらうのが良いでしょう。

 


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